おおきな空を仰ぎ
澄んだ空気を隅々まで巡らせ
土を歩いて 植物たちに顔をよせる
いつも純粋で愛おしい存在
かわいい動物たちとあそび
もふもふに顔をうずめる
人間の思考や感情の表れである彼らの 溢れるいのち
それら投影を曇りなく見て
感じること 考えること
それはわたしたちにとって 朗らかでゆかいに生きる土台になっています
日々の笑みをわすれずに
小さな家族を思い合い
少しずつ種をふやして自然の恵みを分け合う
お世話になったあの人や
慕ってくれるあの人を想像しながら
家族の悦びを分けよう
ひかりの粒は響きあい
すべてが健やかでありますようにとふれています
物質とは 精神(霊)の影
生物進化とは 人間の精神進化の鑑
物質として 素粒子から原子分子と発達し
豊かに発達しつくした人間の身体は
精神進化の流れの全てを内包したもの
あなた わたし
ひとがみなこの美し愛おしき身体を通し
動き 思考する
ふれて 感じる奥行き
この奥行きの中にいのちが脈打つ
わたしとあなたの交流がつくる進化
そうして生まれる もの
それが わたしたちのつくる景色です
随分な空家を掃除した
変わりゆく体感はおもしろいものでした
枝木を燃やし
闇にふれ 風を通す
根を掘り 土を平らにする
人間があらわれ
感情がながれていった
この家は床も畳も壁も柱も天井も
なんども雑巾で拭いました
とくに土がつもったような物置部屋は糞尿の匂いが残りました
わたしたちは
カビを纏い埃まみれになり
ゴミをよけ
何度もなんども拭いました
すると木の香りがした瞬間があり は と気づきます
うん、まちがいない
雑巾の下から覗く木の板は艶がでて光っていて
ふれるとすべすべになっていて
床板からの香りでした
それが
とてもうれしかったのです
詰め込まれた物置部屋は
うたの環を囲む部屋となりました
快適な場をつくるための
思考と作業
わたしが闇となり 光をみる
わたしたちは
闇にふれ
風を通し
場を整えてきたんだとわかりました