澄んだ空気と光を隅々まで巡らせ
土を歩いて 植物たちに顔をよせる
いつも純粋で愛おしい存在
かわいい動物たちの目を見てたわむれる
人間の思考-植物- や 感情-動物- の表れである彼らの 溢れるいのち
それら投影を曇りなく感じ思考して暮らす
わたしとあなたの交流から育つ思いやりを大切にして
人間と動物と植物とともに
健やかな精神と伸びやかな身体を死ぬまで存分に動かし、考え
心に在る景色を少しずつ、ゆっくりとつくっています
暮らすために長野の古民家の掃除をしました
随分長いこと空き家でしたので
この家は床も畳も壁も柱も天井も
なんども雑巾で拭いました
とくに土がつもったような物置部屋は糞尿の匂いが残りました
わたしたちは
ゴミをよけ
カビや埃を纏いながら
とにかく何度も拭いました
すると木の香りがした瞬間があり は と気づきます
うん、まちがいない
雑巾の下から覗く木の板はふれるとすべすべになっていて
艶がでて光っています
とてもきれいです
床板からの香り、木が息を吹き返した瞬間でした
なるほど、
わたしたちの施術はそんな風に
風を通し
闇にふれ
その光たちを確認してきたのです
この経験から
身体という場をこうして整えてきたんだとわかりました
「野原があるところ」「もっと空が広いところ」
と話す正観くんの感覚についてゆく
おおきな空と野原を求めて北国に辿りつくと
ふたりの心にあった景色が同じだと気づきました
「あれ、、それってスウェーデンじゃない?」
牧草地 動物たちの放牧
いろんなベリーが実る森を散歩したこと
友人の近所の羊の肉をみんなでいただいたこと
寒い地域の植物の色
青い空の澄んだ香り
静かな水と光
おばあちゃんたちが集う夜の織物クラブでカタンコトンと織り
みんなで夜のティータイムをしたこと
新婚旅行のスウェーデンでの景色をわたしたちはそれぞれ
日本で探していたようです
そんなわたしたちはいま羊飼いをめざして
勉強しています
アイヌの民話にこんなやりとりの話がありました
...
『神様、神様、オラたちを、あそこへやらしてくれないベか』
『そんなに行きたいならやるから、そのかわり、人間が病気になったら病気をなおすんだぞ
腹をへらしたら、人間にお肉を土産に持っていくんだど。いいか、それでもよかったら行け』
この世の生き物たちも、そうしてみんな人間の国にやってきた
『私たちチロンヌプカムイ、キタキツネも、人間に肉や毛皮をあげるために、神の国からこの世を訪れた』
ー映画チロンヌプカムイイオマンテより
もしこんな志で動物たちが地球にいるなら
その動物たちが元気に生きて
幸せに食べてもらえる手伝いができたら
余ってしまう羊毛から糸を紡ぎ温めるものをつくることができたら
そうしてわたしたちの身体を死ぬまで使えたらうれしい
最期までこの人間の身体と頭を使い切りたい、という思いのために
身体について学んできたんだね
「肉用の羊を飼い育て繁殖し
羊毛の物をつくり暮らす」ことができるよう勉強と練習の日々を送っています