湧き水を汲み おおきな空を仰ぎ
静かに澄んだ空気を隅々まで巡らせ
土を歩いて 植物たちに顔をよせる
いつも純粋で愛おしい存在
かわいいかわいい動物たちとあそび
もふもふに顔をうずめる
人間の思考や感情の表れである彼らの 溢れるいのち
それら投影を曇りなく見て
感じること 考えること
それはわたしたちにとって 朗らかでゆかいに生きる土台になっています
日々の笑みをわすれずに
小さな家族を思い合い
少しずつ種をふやして自然の恵みを分け合う
お世話になったあの人や
慕ってくれるあの人を想像しながら
少し多くつくり家族の悦びを分けよう
ひかりの粒と響きひかりとなるように
すべてが健やかでありますようにとふれています
物質とは 精神(霊)の影
身体とは 精神進化の流れのすべてを内包したもの
それは物質として 素粒子から原子分子と発達し 豊かに発達しつくした人体だから
そこに宿るのは わたし あなた のいのちです
いのちが脈打ち 進化をつくりだす
ひとがみなこの美し愛おしき身体と共に
健やかな日々を送ることが願いです
感じ 思考する
知り 観察する
動き 巡る
いつどこでも身体は最善を尽くし対応しながら導いていること
そのこえを聴きながら
身体とともに暮らしをつくります
10年以上の空家の片付けからはじまった望月のお家
たくさんのゴミを出し 輪郭をとるようにふきあげ 風を通しました
手を入れる毎に心も身体もかるくなっていく
感覚の変化をひとつずつ体感しながら 安心で心地よい気が通る場になりました
家と畑を整えるとご近所さんも「きれいになりましたねぇ」とよろこんでいました
優しい木こりの方から分けていただいたり
集落の方に声をかけていただき
裏山から薪を分けてもらってせっせと運び
ありがたく火を焚いて
ふたりと2匹あたたかく生きています
家の埃を拭けば 身体はすっきりし
家を温めれば 身体もゆるまり
火を焚くと
身体の芯に灯りつづける
身体という場と
目の前に広がるこの景色は
反転したひとつの同じものであると気づきます
すべての背後にあるもの 気配 裏側の見えないものかたり
手にふれ奥ゆきを感じながら
ゆっくりゆっくりと
調和した場をつくり続けてゆきます