彼岸花のないお彼岸
彼岸花のないこの北の地は
おそらくそちら側ということなんだろう
だからこの地では
赤い小豆でなくてもよいと感じて
今回は白小豆だけでおはぎをつくってみました
なぜ小豆の赤が邪気を払うというのか
もう少し感じたり考えたりして
わたしなりのおはぎを育てていきたいです
あんこと餅を反転させた2種の玉のおはぎに
なるほど
これを彼岸に食すとはすごい習わしだな
と深く頷いてしまいました
まさに死と生を行来する行為なんだな と
白くまるめた餅を餡で包んだ玉
それを反転させて衣をまとった玉
その衣は土地土地の素材でそれぞれに
わたしは今回 餅米を搗きすぎてやわらかなってしまって
ほわっと消えるようなおはぎになってしまったけれど
それもまたよしとします
つくりすぎたので友人にお裾分けしたらよろこんでもらえて
とてもうれしかったです
長野で3年育てた白小豆は北海道の友人から分けてもらった種でした
北海道に戻ってきてゆっくりと炊いて
美味しくいただけてよかった
霧が多く朝も夜も曇りがちだったのですが
今日は朝陽も夕陽も
きらきらの黄金の元気玉を浴びれました
太陽の輪郭はきれいで
しばらく見ていると頭がすっきりします
お彼岸の日がすきです