春 を ま つ

新村隆慶 ヴァイオリン演奏会

 

 

 

立春の日は温かくなりましたが

目の前の色はまぶしいほど白く

肌にふれる風は痛いほど冷たく

また花が咲くことが信じられないくらい

もう少し、長い冬はつづきます

 

 

弥生

日高山脈も畑も雪景色ではありますが

長野の森に暮らす新村隆慶さんをお迎えして

ヴァイオリンの演奏会をひらきます

 

旋律よりもヴァイオリンそのものの多様な音を中心に即興演奏をしてくださいます

 

彼の奏でる音は白い景色によく合い

陰影がくっきりと 冴えていきます

 

そのとき、十勝に響いている音を

新村さんのヴァイオリンから

集まる皆さんと一緒に受け取れたら嬉しいです

 

そして特別に

食養のアトリエ「ジュエ」主催の小島しおりさんにお願いし

春に向かうお弁当をご用意させていただきます

 

「小さきものの声」を聴きのがさずに

静かな響きにのって

春の訪れがより悦び深いものになりますように。

 

 

以下 新村さんよりメッセージです

 

 

弓に張られた馬毛を弦に当て、こする。

指で弦をはじく。

空気が震え、音が広がっていく。

ヴァイオリンを弾き続けて数十年経つが、改めてこのことの不思議さを感じている。

 

自然の現象に励まされるということがある。

たとえば樹木の小さな芽のほころび。

夕方の空のグラデーション。

あちこちで、さまざまに鳴っている音。

 

ひふみゆの二人から、「春をまつ」ということばが届いた時、とても素敵だなと思いました。

そこにある音に、共に耳を澄ませる時間が

日々を生きるわたしたちの背中を押してくれることを願って。

お集まりいただけたら嬉しいです。

 

 

 

『 春 を ま つ 』

新村隆慶 演奏会

日時   2026.3.8(日)
開場   11:30(お弁当注文の方)
演奏開始 12:00
閉場   13:30
場所   ひふみゆ 中札内村西二条南3-19
駐車場についてはご予約の方にお伝えします

料金 3000円(お茶つき) 高校生以下無料
お弁当代別途 必要数をお伝えください
お支払いは当日現金にて

新村隆慶 takanori niimura

ヴァイオリニスト、音楽家。
大学でドイツの近現代社会科学と政治思想を専攻した経験から、音そのものと社会、あるいはひとりの人間との接点を探求している。
演奏はクラシックヴァイオリンを土台とし、自作曲や即興的なアプローチによる演奏会を全国各地で行う。
これまでに、最新作「幻景 I」を含め、ソロで4枚のアルバムをリリース。
近年では、中之条ビエンナーレやさいたま国際芸術祭へ参加し、活動の場を広げている。
https://takanoriniimura.bandcamp.com/

 

写真: Tobias Wilden