草原 羊 織り イオマンテ 

 

「野原があるところ」「もっと空が広いところ」

と話すまさみくんの感覚についてゆく

 

おおきな空と野原を求めて北国に辿りつくと

ふたりの心にあった景色が同じだと気づく

 

「あれ、、それってスウェーデンじゃない?」

 

牧草地 動物たちの放牧

いろんなベリーが実る森を散歩したこと

友人の近所の羊の肉をみんなでいただいたこと

 

寒い地域の植物の色

青い空の澄んだ香り

静かな水と光

 

おばあちゃんたちが集う夜の織物クラブでカタンコトンと織り

みんなで夜のティータイムをしたこと

 

新婚旅行のスウェーデンでの景色を私たちはそれぞれ

日本で探していたようです

 

そんな私たちはいま羊飼いをめざして

勉強しています

 

 

映画でみたアイヌの民話にこんなやりとりの話がありました

 

 

『神様、神様、オラたちを、あそこへやらしてくれないベか』

 

『そんなに行きたいならやるから、そのかわり、人間が病気になったら病気をなおすんだぞ

腹をへらしたら、人間にお肉を土産に持っていくんだど。いいか、それでもよかったら行け』

 

 

この世の生き物たちも、そうしてみんな人間の国にやってきた

 

 

『私たちチロンヌプカムイ、キタキツネも、人間に肉や毛皮をあげるために、神の国からこの世を訪れた』

 

 

ー映画チロンヌプカムイイオマンテより

 

 

もしこんな志で動物たちが地球にいるなら

その動物たちが元気に生きて

幸せに食べてもらえる手伝いができたら

余ってしまう羊毛から糸を紡ぎ温めるものをつくることができたら

そうしてわたしたちの身体を元気に死ぬまで使えたらうれしい

 

それはわたしたちがスウェーデンでみた

動物が草を食み人と自然と共生する姿

それが心の支えとなる

のこしたい景色です

 

「肉用の羊を飼い育て繁殖し

羊毛の物をつくり暮らす」

ことができるよう勉強と練習の日々を送っています

 

そんな2025年なのです