森とうたう

 

 

 

 

2022年の春分よりお会いした友人へ声をかけ小さなうたの会をひらきました

 

森の小屋を施術の場としてひらくため

森に生きるものたちへ

こえを通して森とひとをつなぎ 互いの安心の場となりたい と考えたためです

 

そのため 信頼する友人

四国よりnaluさんをお呼びしました

 

彼女とは埼玉に住んでいたときからうたの会を何度かひらかせていただき

その度にわたしたちはこえやことばを生むことができるようになりました

 

 

お互いあのときから住処をかえてもこうして顔をあわせ抱き合えることのうれしさ

距離は遠くなったのに心が近づいているふしぎ

そして うたう場がかわっても 変わらずに

みんなで輪になりすわりました

 

 

もうひとり

この小屋をお借りしたあとすぐにあそびに訪れてくれ森のデッキでバイオリンを響かせてくれた新村くんに

はじまりの音をお願いしました

(森にすむものたちも、この音は聴いたことがある!と思ってくれるかなと、思いまして)

あのとき にいくんのバイオリンは森にぴったりだなぁと思ったのでした

 

さて バイオリンの音により耳をひらき静まりはじまりました

 

 

風 鳥 植物 獣たち

森といっしょにうたう

 

naluさんはとおくの動物ともうたいあっていました

 

naluさんのこえに導かれ

わたしたちもとおくまで耳と心をよくひらき身体からこえを生みます

 

いろんな想定と準備をしましたが

森はきらきら華やかな光よりも 静寂のまま居ました

 

しっとりと潤い 先日に飛び回っていたたくさんの虫たちがおらず寒いくらいの気温の中 火を焚き

自らのこえをふるわせ身体をあたためることになりました

 

それぞれがこえを生み出すことに集中できたのは

森が用意してくれた環境だったように思います

 

なんと表現してよいかわからないけれど 森とうたうひとびとのこえがほんとに

ただ美しく響いていました

 

 

さて寒いからだを薪ストーブと白湯であたたまりながらおむすびをみーんなで

あー ほんとうにおいしかったぁ

まこちゃんのおむすびさいこうやぁ

 

BGMに新村くんのCDを宇宴くんの古民具スピーカーで聴きながら自由時間

 

時間のあるかたで輪になりさいごにことばをシェアをして

まぶたにたまり流れる光の粒たち ぽろぽろとかがやき

 

もういちど晴れやかな気持ちで山賊のうたをみんなでうたい

「 お ー し ま い っ 」 のとき

 

 

 

たくさんたくさん助けていただきました

とてもよい会だったと何度も話してくださりうれしかったです

やさしいみなさんのおかげで無事に会を終えることができました

 

 

今回の準備はさいごに

思うように進まず 迷い悩み

それでもやる意味を問うたり 問うても意味はないとただ準備に務めたり

わがままとエゴ 境界があやふやになり 情けない姿が現れました

 

 

そんな中 ぽつりと

 

 

すべての波にふれ 泳ぎ 全身で感じきる覚悟が 生まれ

波にゆられ助けられて生きよう と思いました

 

 

 

美しく深く静かな森と

あのときひびき合って 森になっていた と

おぼろげながら でもたしかに身体が記憶しています

 

 

きっと大丈夫

 

もう大丈夫

 

 

 

 

にいくん すてきなお祝いの音をありがとう

まこちゃん 光のおむすびをありがとう

さとみさん うみくん とおくの海のほうからはるばる来てくれてありがとう

ましゅ 助けてくれてありがとう

 

 

うれしかったよ

 

たのしかったよ

 

 

 

わたしたちが身体にふれさせてもらったことのある友人ばかり

一緒にうたってくれた友人たち こどもたち ありがとうありがとう

 

なんとしあわせなこと

 

安心して森でふれることができるよ

 

すべてのいのちとふれあい共に生きていきたい

 

 

 

 

 

–   森 と う た う   –

2022.5.16.  fullmoon

 

はじまり    新村隆慶 – Violin –

うたとこえ   nalu

おむすび       市川まこ

招待状    松本愛

 

ひらーり

ふわーり

みーんなで

ゆるりと

 

於  森の小屋

 

nalu HP  https://satomikany.wixsite.com/kinoyouna

2022.5.26  CD release

 

森の小屋での予約について

http://hifumiyu.com/2022/05/01/morinokoyayoyaku/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

photo by Koji Suga