眠りの環境について

 

 

ある冬の日のこと 忘れ物を渡しに友人の家に行きました

玄関を開けると「かずちゃーん、あたまいたいよー」と泣いている

 

横になると痛いから寝てられない

痛すぎてどうしたらいいかわからない という

 

身体が冷えてはいけないので布団に座らせふれると身体は熱をまだ出そうとしている

体温はピークを過ぎ少し下がったというが

背中にふれると首や手まで右側がガチガチにかたまっている

 

わたしが腰とお腹を挟み手当てをし 正観くんが手首をほぐす

 

「さっきの痛みは少し落ちついてきた」と話し 涙も引っ込んでいる

頭痛ってほんと痛いよね わたしも研究しまくったよ涙

 

「さっきと比べてどれくらいおさまった?」と聞くと

「6割くらいになった」という ひとまず安堵

 

右の手をほぐし、ほんの少し背骨に沿って緩める

 

、、、?

 

「wifiつけてる?」

「いや いまつけてないよ」

「でも音がなってるんだよね、、、冷蔵庫?」

チリチリとした音が聞こえたのです

 

「そうなの 壁の向こうが冷蔵庫だからうるさいの」

「それは休めないよ 寝る場所を変えよう」

 

冷蔵庫の振動音以外の音も騒音として身体は感知し 休むことを妨げることが多い

 

 

無駄なものがないきもちよい家 静かで落ち着く環境だし と思うけれど

こうして調子を崩したときはもっと細かく身体を休める場を整えるきっかけになる

身体が敏感になっているから気づけることがあるもの

 

電磁波はないほうがもちろんよく休めますが、コンセントは距離(1.5メートル以上)をとれば怖がることはないです

だから体調が悪いときは連絡を取りやすいようにスマホの電源は入れてたほうが安心だけど 隣の部屋に置いたらさらに安心◯

わたしたちはいつも寝るときスマホを機内モードにしています wifiはパソコン作業やyoutubeを長く見るときにコンセントを入れるようにして日常的には入れていません

 

 

そんなわけで

隣の部屋に布団を移動し頭の方角も休めるほうに向ける

(東は起きやすく 西はどっぷり休む)

 

休む場を確保してようやく 身体を自力で治癒に向かわせることができる

 

食欲があまりないようだったが それでも治癒には燃料がいる

「今日はもしかしたらまた熱が出るかもしれないから その時は身体と一緒に熱を出しにいって。水分と燃料になる糖をとってね。黒糖とかハチミツとか。熱が上がって汗をかくなら塩もね。」

 

この家にもありそうなものを身体のために準備しておく

なーんかさ。

魔法で消せたらと思うけど

身体のフォローができるのは 自分なんですよね

辛いときにできる簡単な準備や 身体と共に治癒に向かう意識を常日頃もっておきたいのです

そのためにこうした体調不良のたびに知恵を増やして実践していきたいのです

 

少しゆるめて 寝床を整え 少し話をして落ち着かせると痛みのピークから2、3割になったという

ホッ よかった 大丈夫そうだね

 

呼吸は浅くなりがちだけど深くすると頭痛は強くなりませんか?

つまり浅くもなく深くもない 淡々とした呼吸を続けることや

呼吸のための通り道と 血液の通り道がスムーズである意識で 呼吸を続ける

痛みだけを追いかけないようにすることも大切なことです

 

 

白湯を作ろうとやかんを火にかけると火がうまくつかないことに正観くんが気づく

「ガスを少し吸って頭痛がひどかった理由もなくもないかも こういうの気をつけてね」

原因はひとつだけではないかもしれないから 違和感をひとつずつクリアしていく

 

「今日がんばって明日熱が下がったら がんばった身体をジャーっとほぐしにまた来るから!」

休めるための眠る環境を整えれば 若い友人はあとは自力である程度がんばれる

 

汗をかいたときのために代えの下着を用意して冷やさないようにするんだよ

何かあればすぐ連絡ちょうだい、と伝えて帰宅する

 

 

 

翌日

 

「おはよー!めちゃくちゃ寝ていっぱい汗かいた!昨日ふたりが帰ってから今までずっと寝てた!

ゴミ出し行かにゃ!動けそう!」

 

「おおおーいいね!お気をつけて〜」

 

「ありがとう!」

 

 

というわけで、

予告どおりに翌日にジャーっとマッサージで筋肉をほぐし不要な老廃物を流しやすくしました

しっかり水分もとってね また寝たいだけ寝るんだよ!

 

 

激しい運動の後の疲労回復といいますか、わたしはこの時のマッサージはほんと身体へのご褒美だなぁと心底感じます

ガチガチがひとつずつ緩んでゆくから右側が終わると面白いくらい右と左で別人の身体みたいになります

 

わたしたちも「あぁ ほんとに身体、がんばったねー!!」と労いの気持ちでふれます

 

眠りのうちに身体が回復して朝を迎えることがいちばんですが

眠りの環境が休めない場だと回復がうまくいかないことがあります

だからこそ 毎日の眠りの場は整えまくって正解です

 

そもそも仕事を休む決断がなければこの休息は取れなかったわけで

無理をしていたらもっと回復が遅れていたでしょう

身体のために仕事を休む決断をしたことにも拍手です◯

 

 

 

上記参考に皆さんも眠りの場を整えてみてください

 

 

このHPでは身体についてこんな話もひとつずつ伝えていきたいなと思っています